環境構築

GK41(Mini PC)への、Ubuntu(Linux)のインストール作業

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 先日購入した、GK41(Mini PC) へ、Ubuntu(Linux のディストリビューションの1つ) の最新版(20.04.1)のインストールをしてみました。

 今回の、GK41 の購入並びに Ubuntu のインストールの目的は、家庭内 LAN にファイルサーバを構築するためです。しかし、家庭内 LAN 内にはすでに非常に満足できる NAS があり、本来、ファイルサーバーは必要ありません。

 真の目的は、Linux の勉強と言えるでしょう。

 さて、前置きは以上にして、作業の流れを確認します。

Windows PC にて

① Ubuntu のイメージファイル(お好きなバージョン)と、rufus(イメージファイルをUSBメモリ への書き込むためのプログラム) を、ダウンロードする

② rufus を使って、ダウンロードしたUbuntu のイメージファイルを、USBメモリに書き込む

GK41(Mini PC) にて

③ BIOS で、ブートデバイスを「USB」に設定する(起動時に、F7 を連打するとBIOSメニュー)

④ ②で作成した USBメモリ をGK41に差し込み、PCを起動(USBメモリから)し、指示に従い Ubuntu をインストールする(本来はファイルサーバなので、最小構成でインストールして、Wi-Fi などの設定も必要ありません。しかし、私の場合は、Linux の勉強が目的なので、最大構成でインストールしました。)

⑤ インストールしたUbuntu を最新の状態に更新する

 ターミナルソフト(黒い)を使い、以下のLinuxコマンドを実行する
  > sudo apt update && sudo apt full-upgrade -y

 この後、この環境(Ubuntu)を使って、ファイルサーバーを構築します。まずは、今後使う、代表的な Linuxコマンドを10個示します。

 

<Linuxコマンド> ターミナルソフトで使用する。

 

1lsファイル一覧を確認
2catファイルの内容を確認
3pwd自分がいるディレクトリを表示
4cdディレクトリの移動
5uname -nホスト名を確認
6ip addrネットワークインターフェースのIPアドレスを確認
7viLinuxに搭載されているラインエディタ
(初めての人には少し敷居が高いかも)
8tail最終行から数行表示する
9grep文字列の検索
10diffファイルの比較

 コマンドには、それぞれ便利なパラメータがあります。実際に使う際は、それらの機能を使う必要があります。必要に応じてヘルプで調べてください。

 また、7の「vi」に関しては、エディタなので、内部コマンドを知っておく必要があります。

 

【 参 考 資 料 】

 

<Linux> ターミナルソフトで使用する。(画面の操作など)

使用の際は、「ctrl」キーと以下の文字を組み合わせる

[カーソル移動]

f一文字進む
b一文字戻る
e行末へ移動
a行頭へ移動
n次のコマンド(下の行移動)
p前のコマンド(上の行移動)

[削除コマンド]

uカーソル位置から行頭までカット
kカーソル位置から行末までカット

 

<VIエディタ> 内部コマンド viエディタの中で使用する

 

[モード切り替え]

 コマンドモードは、コマンドを入力するためのモード
 入力モードは、テキストを入力するためのモード

コマンドモード→入力モード「i」カーソルの前に挿入(一番使う)
       〃「a」カーソルの後に挿入
       〃「o」次の行に挿入
入力モード→コマンドモード「Esc」コマンドモードへ戻る

[終了コマンド]コマンドモードで使用する)

 下記のコマンドはエディタ終了時に使うもの

:q終了(保存せずに)
:w保存
:wq保存して終了(これが一番使う)
強制的に実行(上記の命令の末尾に書く)

[カーソル移動]コマンドモードで使用する) 「ctr」lキーと組み合わせる

k上へ移動する
j下へ移動する
h左へ移動する
l右へ移動する
gg一番上の行へ移動する
G一番下の行へ移動する

[検索]コマンドモードで使用する)

/検索したい文字列下方向へ検索
?検索したい文字列上方向へ検索

[コピペ&元に戻す]入力モードで使用する)

x一文字カット
dd一行カット
yy一行コピー
pカーソル行の下にペースト
P(大文字)カーソル行の上にペースト
u元に戻す

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